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高級な造花|アーティフィシャルフラワーとの違いと基準

高級な造花|アーティフィシャルフラワーとの違いと基準

店頭に並ぶバラの造花を近くで見ると、花びらが10枚ほどのものと、30枚を超えて中心へ巻き込んであるものがあります。

この作り込んだ層を業界ではアーティフィシャルフラワーと呼びますが、これは造花の一種であって、別カテゴリの商品ではありません。

生花に近い再現度を狙った造花を指す呼び方で、値段の高さそのものが定義になっているわけではありません。

差が出るのは、花びらの枚数と巻き、花芯の作り込み、茎に通したワイヤーの太さ、葉の型押しの4点です。

花器と組み合わせて飾る前提の花材として売られることが多く、器が付かない状態で並ぶ商品もあります。

本記事では、高級な造花とアーティフィシャルフラワーの関係、作り込みを見分ける基準、向く用途と買う場所の選び方を解説します。

枯れないフェイクグリーン編集部

「枯れないフェイクグリーン」は、水やり不要で暮らしを彩る造花・フェイクグリーンの選び方を発信するメディアです。観葉植物タイプの大型グリーンから光触媒の消臭タイプ、飾り方やお手入れのコツまで、置き場所別・目的別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

高級な造花とアーティフィシャルフラワーは同じものか

人工の植物の呼び方は、厳密な線引きのある分類ではなく慣用の使い分けです。

葉もの中心のものをフェイクグリーンや人工観葉植物と呼び、花もの中心のものを造花と呼びますが、葉ものを含めて造花と言う場面もあります。

アーティフィシャルフラワーはそのうち、生花に近い再現度を狙った層を指す業界寄りの言葉です。

そのため「造花とアーティフィシャルフラワーのどちらを買うか」という選び方にはなりません。

造花という大きな枠の中で、作り込みの程度がどこまで届いているかを見る話になります。

同じ花材でも、花びらを重ねる枚数を増やし、花芯を別パーツで作り、葉に型を当てれば工数が増えるので、その分だけ上位の帯に位置づけられます。

店頭やページで「高級」と書かれていても、何が高級なのかは書かれていないことがあります。判断は自分の目で行うほうが確実で、見る箇所は決まっています。

高級な造花で差が出る作り込みの見方

花びらの枚数と巻き

バラやシャクヤクのような多弁の花は、外側の花びらが開き、内側ほど固く巻いているのが本来の姿です。

上位帯の商品は花びらを1枚ずつ組み、外周と中心で角度を変えてありますが、普及帯では数枚の型を同じ向きで重ねただけの構造も見られます。

真上から覗いて中心が渦を描いているかどうかで、その差はすぐ分かります。

花芯と葉の型押し

花芯(かしん)が別パーツで作られ、雄しべの粒まで付いていると、近距離で見たときの印象が変わります。

葉も同じで、葉脈が型押しで立体的に入っているものと、緑地に葉脈を印刷しただけのものでは、光の当たり方が違います。

印刷仕上げは正面から見ると平面的で、斜めから光が入ったときにのっぺりと見えます。

茎のワイヤーと枝の分岐

茎に太めのワイヤーが通っていれば、花器に挿したあとで角度を付け直せます。

細いワイヤーだと曲げた場所で折れ癖が残り、アレンジのやり直しがきかなくなります。

枝ものは、1本の軸に葉を刺しただけの構造か、途中で複数方向に分かれているかで自然さが決まります。

色と表面の処理

1枚の花びらの中に濃淡が付いているか、単色のべた塗りかは、安く見えるかどうかを分ける最大の要因です。

葉についてはマット加工でテカりを抑えたものを選ぶと、蛍光灯の下でも人工物だと分かりにくくなります。

材質はポリエステルなどの布地が花びらに、PE(ポリエチレン)やPVC(塩化ビニル)が葉や茎に使われますが、商品ページに材質表示が無いことも多く、その場合は拡大写真で表面の光り方を見てください。

見分け方をさらに細かく知りたい場合は、本物そっくりな造花に共通する特徴で解説しています。

プリザーブドフラワーは造花ではない

高級な花を探すと、プリザーブドフラワーが並んで表示されることがあります。

これは生花に特殊液を吸わせて加工したもので、人工物ではありません。

ドライフラワーも生花を乾燥させたものなので、同じく造花とは別物です。

違いは扱いにも出ます。

生花を加工したものは湿度や直射日光に弱く、花びらが欠けたり色が移ったりしますが、造花は花びらが割れることはなく、ホコリを落としながら長く飾れます。

反対に、生花由来ならではの薄さや透け感は、布地の造花では完全には再現しきれません。

同じ棚に並んでいても選ぶ基準が違うので、商品名の表記を確認してから比べてください。

高級な造花が向く用途と向かない用途

向いている場面

手が届く距離で人が見る場所ほど、作り込みの差が出ます。

玄関の飾り棚、ダイニングテーブルの中央、受付カウンター、写真を撮る背景などがこれに当たり、花びらの巻きや花芯の有無がそのまま印象を左右します。

花器と組み合わせる前提の商品が多いので、花材と器を別々に選び、茎を切って高さを合わせる飾り方が基本になります。

あまり差が出ない場面

天井近くの棚上、吹き抜けの高い位置、壁面をまとめて埋める装飾では、1本ごとの作り込みは遠目に分かりません。この場合はボリュームと色数で選ぶほうが結果が良く、上位帯の花材を数本混ぜて手前に置き、奥は普及帯でかさを出す組み合わせが現実的です。

店舗や仏事で使うとき

店舗・オフィス・宿泊施設など不特定多数が利用する建物の内装装飾では、消防法にもとづいて防炎品を求められる場合があります。

対象となる物品には防炎ラベルが付されるので、納品前に確認してください。

必要かどうかは用途・規模・自治体で変わるため、公益財団法人日本防炎協会(https://www.jfra.or.jp/)や所轄の消防署に問い合わせるのが確実です。

仏壇やお墓に供える場合は宗派・寺院・霊園で扱いが異なり、生花のみと定めている霊園もあります。

判断材料は仏花に造花を使うときの基準とマナーの考え方で解説しています。

長持ちさせる手入れ

ホコリは葉の表面と花びらの付け根にたまるので、ハンディモップかドライヤーの冷風で半年に一度は落としてください。

水洗いの可否は材質と加工で変わり、光触媒加工やプリント仕上げは落ちる場合があるため、目立たない場所で試してから行います。

退色・毛羽立ち・花びらの脱落が出たら買い替えの目安です。

造花を実店舗で見るか通販で買うか

作り込みの差は写真に写りにくく、花びらの厚み、茎のワイヤーの太さ、布地の毛羽立ちは、手に取らないと分かりません。

実店舗で見られるのは専門店・百貨店の花材売り場で、業務用の卸問屋(東京堂など)が扱う花材もこの層に当たります。

取扱いの品目は店舗や時期によって異なるので、目当ての花がある場合は在庫を先に問い合わせてください。

通販は種類とサイズの幅が広く、大型の枝ものも配送してもらえます。

そのぶんサイズ表記の読み方が重要で、鉢付きの商品なら全高は鉢底から葉先まで、花材単体なら茎を含む全長を指すのが一般的です。

高さだけでなく幅と奥行き、花器の口径も併せて測っておくと、届いてから置けない事態を避けられます。

梱包時に葉や花びらを畳んである商品が多く、開封後に広げると表記より大きく見える点も想定しておいてください。

レビュー写真は加工の少ない自然光の1枚を探すと、実物の色に近い情報が得られます。

100均・量販店の造花と比べた位置づけ

均一価格帯の店では、小さいサイズの花や、葉単体・枝単体といった部材が中心に並びます。

この帯で作れる範囲には限りがあり、花びらの枚数は少なく、茎のワイヤーも細めで、鉢が付く場合は中が樹脂むき出しのことがあります。

単体で飾るより、複数を束ねてボリュームを出し、器を別に用意して使うほうが向きます。

組み合わせの手順は100均の造花を安っぽく見せない飾り方、店ごとの品揃えの傾向はダイソーで買える造花の種類と使いどころで解説しています。

家具量販店の造花は、器とセットで完成した状態で売られるものが多く、部屋の家具と色を合わせやすいのが利点です。

選び方の注意点はニトリの造花をインテリアに合わせる基準で解説しています。

上位帯の花材はこれらと競合するものではなく、近距離で見る一箇所に使い、それ以外は普及帯でかさを作るという役割分担で考えると、全体の予算配分に無理が出ません。

よくある質問

高級な造花なら色褪せませんか

褪せます。

UV加工は紫外線による退色を遅らせる加工で、止めるものではありません。

直射日光が長時間当たる窓辺では、上位帯の商品でも布地の色が抜け、樹脂が脆くなります。

長く保ちたい場合は日が直接当たらない面に置いてください。

花器は付いてきますか

花材として売られる商品は、花器と組み合わせる前提のため器が付かないものが多くあります。

購入前に商品ページの構成品を確認し、口径と高さを測ってから器を選んでください。

茎はワイヤーが入っていればニッパーで切って長さを調整できます。

光触媒加工を選べば消臭できますか

光触媒は酸化チタンなどを表面に加工し、光が当たると触媒反応が起きる仕組みです。

暗い場所では働かず、効果の程度は商品と環境で変わるため、においが消えると考えて選ぶものではありません。

水洗いで加工が落ちる場合があるので、取扱表示を確認してください。

枝ものや季節の花にも上位帯はありますか

あります。

藤やもみじのような枝ものは、葉の型押しと枝の分岐で見え方が大きく変わります。

長さと本数の決め方は造花の藤の花を垂らして飾るときの基準、秋の枝ものについては造花のもみじの選び方で解説しています。

まとめ

アーティフィシャルフラワーは造花の一種で、生花に近い再現度を狙った層を指す呼び名です。

高級かどうかは値札ではなく、花びらの枚数と巻き、花芯の作り込み、茎のワイヤーの太さ、葉の型押しの4点で判断できます。

プリザーブドフラワーは生花の加工品なので、同じ棚にあっても別の基準で選ぶことになります。

近くで見る一箇所には作り込んだ花材を選び、遠目の壁面や高所は普及帯でボリュームを出す。

この配分にすると、費用も置き場所の無理も抑えられます。

ぜひ本記事の4つの判断基準を参考に、飾る距離から逆算して選んでください。

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