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仏花に造花はあり?お墓と仏壇で選ぶ基準とマナーの考え方

仏花に造花はあり?お墓と仏壇で選ぶ基準とマナーの考え方

8月13日から16日を中心とするお盆の前に仏壇の花立てを片づけると、水が濁って茎が溶けかけている、という光景は珍しくありません。

仏花を造花に替えてよいかは全国一律の答えがなく、宗派・寺院・霊園ごとに扱いが違います。

「生花のみ」と定めている霊園も実際にあり、まず尋ねる相手は霊園の管理事務所、菩提寺、墓所を管理する石材店です。

確認が取れたあとに迷うのはサイズと材質でしょう。

仏壇なら花立ての口径と扉を閉めたときの内寸、お墓なら直射日光と風への備えで選ぶものが変わります。

本記事では、造花の仏花を選ぶ判断基準と、お墓と仏壇でのマナーの考え方を解説します。

枯れないフェイクグリーン編集部

「枯れないフェイクグリーン」は、水やり不要で暮らしを彩る造花・フェイクグリーンの選び方を発信するメディアです。観葉植物タイプの大型グリーンから光触媒の消臭タイプ、飾り方やお手入れのコツまで、置き場所別・目的別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

仏花と造花の呼び方を整理する

仏花は仏壇や墓前に供える花の総称で、生花か人工の花かを問わない言い方です。

人工の花のほうには呼び名がいくつもあるため、店頭やネット通販で並ぶと同じものを指しているのか分からなくなります。

造花は花もの中心の人工植物の通称ですが、葉ものを含めて造花と呼ぶ場面もあり、フェイクグリーンとの間に厳密な線引きはありません。

「フェイクグリーンと造花はまったくの別物」と説明されることもありますが、実態は呼び分けの慣用の違いです。

アーティフィシャルフラワー

アーティフィシャルフラワーは、造花のうち生花に近い再現度を狙った層を指す業界寄りの呼称です。

別カテゴリの商品ではなく造花の一種なので、「造花は避けてほしい」と言われた場所でアーティフィシャルフラワーだけが許されるとは限りません。

再現度の高さは見た目の話であって、供えてよいかどうかの判断とは別に考えてください。

プリザーブドフラワーとドライフラワー

プリザーブドフラワーは生花に特殊液を吸わせて加工したもの、ドライフラワーは生花を乾燥させたもので、どちらも元が生花であるため人工物ではありません。

造花と混同すると相談がかみ合わなくなります。

寺院や霊園に尋ねるときは、人工の花なのか、生花を加工した花なのかを分けて伝えると話が早く進みます。

仏花に造花を使えるかは誰に確認するのか

造花の可否は宗派・寺院・霊園によって異なり、生花のみと定めている霊園があります。

全国どこでも問題ないとは言えませんし、反対に造花がマナー違反だと決まっているわけでもありません。

確認先は3つ。

霊園や墓地の管理事務所、菩提寺、墓所を建てた石材店です。

石材店は同じ霊園で多くの墓所を扱っているため、その霊園の慣習を把握している場合があります。

尋ねるときの二つの質問

「造花を供えてよいか」と「供えたまま置いて帰ってよいか」は別の質問なので、両方を聞いてください。

屋外の墓前では風で飛んだ花が隣の区画へ入ることがあり、置いたままにできるかどうかで選ぶ形も変わります。

墓参りのときの持ち込みルールについては、墓参りに造花を供えてよいかを霊園のルールから見た記事で解説しています。

宗派によって花材が違う点

供える花材そのものに慣習がある場合もあります。

仏教で用いる常緑樹の樒(しきみ)は浄土真宗で用いる慣習があり、実などに有毒成分を含む植物として知られています。

宗派ごとの扱いは造花の樒の選び方と注意点をまとめた記事で解説しています。

読者が調べているのは故人を大切にしたいからで、慣習を知らなかったことが失礼になるわけではありません。

造花の材質で変わる見え方と持ち

同じ造花の表示でも、材質が違えば近くで見たときの印象と屋外での持ちが変わります。商品ページに素材表示が無いことも多いので、迷ったら表示の有無から確認してください。

PE(ポリエチレン)

葉や花びらの型に樹脂を流して成型するため、葉脈や厚みを立体的に再現しやすい材質です。手触りが本物に近い層で使われますが、PVCより単価が上がりやすくなります。

PVC(塩化ビニル)

安価に量産でき、普及帯の多くがこの材質です。

表面が光を強く反射しやすいので、テカりで人工物だと分かりやすくなります。

仏壇の前は照明や窓明かりが直接当たる位置になりやすく、テカりの出方は置いてから気づく点でしょう。

ポリエステルなどの布地

花びらや薄い葉に使われ、柔らかさと透け感を出せます。

一方で毛羽立ちと退色が出やすく、ホコリを吸着しやすい材質でもあります。

仏壇のように毎日目に入る場所では、この毛羽立ちが古びた印象につながります。

天然木の幹

幹だけ本物の木を使う仕様もあり、太さのむらや樹皮の質感が出るため大型のものでは見え方が大きく変わります。

重量が増え、個体差も出ます。

仏花のサイズでは関係しませんが、仏間に大きめの枝ものを置くときは選択肢に入ります。

本物の仏花に近く見えるかを分ける条件

価格帯の違いは、材質だけでなく仕上げの細かさに出ます。エントリー帯と上位帯で何が変わるかを知っておくと、写真だけで選んで後悔する場面が減ります。

葉脈と表面の処理

葉脈が型押しで立体的に入っているか、印刷だけかで近くから見た印象が分かれます。

印刷仕上げのものは平面的に見え、さらに表面の光沢が強いと人工物だと分かりやすくなります。

マット加工でテカりを抑えているかを商品説明で確認してください。

色の濃淡

1枚の花びらや葉の中で濃淡が付いているかどうかが、安く見えるかどうかを大きく左右します。

単色のべた塗りは、離れて見ても色が浮きます。

仏壇は白木や漆の落ち着いた色に囲まれているので、彩度の高いべた塗りはとくに目立ちます。

枝の分岐と密度

枝が複数方向に分かれているものは自然に見えますが、1本の軸に葉を刺しただけの構造は不自然です。

葉や花の枚数が少ないと隙間から芯材が見えてしまいます。

花立てに挿すと正面からしか見えないため、後ろ側が薄い作りでも成り立つ場面はありますが、仏壇の扉を開けたときに芯材が見える位置は避けたいところです。

商品写真の見方

商品写真は加工されていることがあり、光の当て方で質感が実物より良く見えます。

レビュー写真とサイズ表記を併せて見て、寸法から実物の密度を想像してください。

彼岸花のように花の形が独特なものは、造花の再現度の差が出やすく、秋の彼岸に飾る造花の彼岸花の選び方で解説しています。

仏壇に供える造花のサイズと一対の測り方

仏花の造花で最も失敗が多いのが高さです。

フェイクグリーンの全高表記は一般に鉢底から葉先までを指しますが、花立てに挿す造花は茎の一部が花立てに隠れるため、見える高さは表記より低くなります。

反対に、梱包で畳まれた葉を開封後に広げると、幅は表記から想像するより張り出します。

測る寸法

高さだけでなく水平方向も測ってください。

花立ての口径、仏壇の内寸の高さ、扉を閉めるときに当たらない奥行きの3つを先に控えておくと、選ぶ範囲が絞れます。

上置きタイプの仏壇では、上段に置いた本尊や位牌を花が隠さない高さに収める必要も出てきます。

サイズの測り方と供え方の注意点は仏壇用の造花の選び方を扱った記事で解説しています。

一対と本数の慣習

仏壇は左右一対で供えるのが基本です。

色や本数は四十九日までと以降、法要と月命日で慣習が異なり、地域差もあります。

一対で買うつもりが片方だけ届く商品もあるので、購入前に「1本」「1対」「2本セット」のどの単位で売られているかを確かめてください。

仏壇・お墓・神棚で変わる造花の向き不向き

同じ人工の花でも、置く場所で求められる条件が変わります。屋内と屋外では劣化の速さが違い、神棚は仏壇と用いる植物そのものが違います。

仏壇

屋内なので退色は屋外より遅く、水換えが不要になる分だけ手間は減ります。

代わりにホコリが花びらの付け根にたまり、線香の煙にさらされる位置では表面が汚れていきます。

毎日目に入る場所だからこそ、テカりと色の浮きは選ぶ段階で見ておきたい点です。

お墓

直射日光と風の両方を受けるため、屋内向けの造花をそのまま置くと退色が早まります。倒れたり飛んだりすると隣の区画に迷惑がかかるので、重量と固定の方法まで含めて考えてください。

神棚

神棚に供える常緑樹は榊(さかき)で、これは神道の神具である榊立てに左右一対で立てます。

仏教の仏壇には用いないので、仏花と混同しないでください。

交換時期や本榊との違いは神棚の榊を造花にしてよいかを解説した記事と、造花の榊の選び方をまとめた記事で解説しています。

屋外のお墓で起きる退色と飛散への備え

屋外向けをうたう商品にはUV加工が施されていることがありますが、これは紫外線による退色を遅らせる加工で、色褪せを止めるものではありません。「屋外用なら色褪せない」という説明を見かけたら、実際には劣化が遅いだけだと考えてください。

退色と樹脂の劣化

直射日光が長時間当たる場所では退色が進み、樹脂そのものも脆くなっていきます。

南向きで日陰のない区画は条件が厳しく、屋内で使う場合より交換の周期は短くなります。

墓石の東側や北側など、直射日光の当たる時間が短い面に置くだけでも進行は変わります。

倒れと飛散への対策

対策は3つあり、鉢や花立てに重量を足す、結束バンドやワイヤーで花立てごと固定する、直射日光と風を避けた面に置く、という順で手間が増えていきます。

花立てが石材と一体になっている墓所では、茎の下部に錘を仕込むタイプを選ぶと安定します。

飛ばされた造花は自然に土へ還らないので、固定できない条件なら参拝のたびに持ち帰る形も検討してください。

造花の仏花の手入れと交換の目安

生花のような水換えや切り戻しは要りませんが、手入れがゼロになるわけではありません。長持ちさせるかどうかは、ホコリをどのくらいの頻度で落とすかで決まります。

ホコリの落とし方

ホコリは花びらや葉の表面と付け根にたまるので、ハンディモップ、エアダスター、ドライヤーの冷風のいずれかで落とします。仏壇の中は扉で囲まれていても風でホコリが入るため、月に1回程度を目安にしてください。

水洗いと光触媒加工

水洗いできるかは素材と加工によって変わり、光触媒加工品やプリント仕上げは加工が落ちる場合があります。

目立たない場所で試してから全体を洗ってください。

光触媒は酸化チタンなどを表面に加工したもので、光が当たると触媒反応が起きる仕組みです。

消臭や抗菌をうたう商品に使われますが、暗所では反応が期待できず、効果の程度も商品と環境で変わります。

仏壇の扉を閉めたままにする使い方では、この加工に期待しすぎないほうがよいでしょう。

交換の目安

退色、毛羽立ち、花や葉の脱落が出てきたら交換の時期です。

屋外に置いたものは屋内より早く傷み、色が抜けた花はかえって手入れをしていない印象になります。

梱包で畳まれた癖が残っている場合は、開封後に1枚ずつ広げ、角度を散らすと自然に見えます。

造花の仏花を買う場所の選び分け

買う場所によって、確認できることと選べる幅が変わります。取扱いは店舗や時期で変わるため、特定の商品が必ず置いてあるとは限りません。

実店舗

花びらのテカり、茎の作り、全体の重量は写真では分かりません。大きいものほど実物を見る価値が上がるので、仏間に置く枝ものや一対の大きな仏花は店頭で確かめてから決めると安心です。

通販

サイズと種類の幅が広く、一対セットや花立て込みの商品も探せます。インテリアとの合わせ方から選ぶなら、ニトリの造花の選び方と注意点で解説しています。

100均

均一価格帯の店舗では、小さいサイズと花単体・枝単体の部材が中心です。単体で置くよりも組み合わせて使うほうが向いており、安っぽく見せない組み合わせ方は100均の造花の飾り方のコツで解説しています。

寺院や施設に納めるとき

寺院の本堂や斎場、高齢者施設の仏間など、不特定多数が利用する建物の内装装飾では、防炎性能のある物品を求められる場合があります。

防炎物品には防炎ラベルが付されるので、必要かどうかは公益財団法人日本防炎協会(https://www.jfra.or.jp/)と所轄の消防署に確認してください。

用途や規模、自治体によって扱いが変わるため、必ず必要とも不要とも言えません。

よくある質問

仏花を造花にするのはマナー違反ですか

全国一律の決まりはありません。

生花のみと定めている霊園がある一方で、造花の扱いは宗派や寺院でも違います。

供える場所の管理事務所か菩提寺に確認するのが確実です。

お盆や彼岸だけ生花にして、普段は造花でもよいですか

その使い分けを禁じる全国共通の規則はありませんが、慣習は地域と寺院で異なります。彼岸は春分の日・秋分の日を中日とする前後3日を含む各7日間、お盆は8月13日から16日を中心とする地域と7月に行う地域があるので、人が集まる法要の花は事前に寺院へ相談してください。

プリザーブドフラワーなら造花にあたりませんか

プリザーブドフラワーは生花に特殊液を吸わせた加工品で、人工物ではないため造花とは別物です。

ただし「生花のみ」という規定が水を替えて供える花だけを指すのか、加工品を含めてよいのかは規定の文言だけでは分かりません。

加工品であることを伝えたうえで尋ねてください。

造花は洗えますか

素材と加工によって変わります。

光触媒加工品やプリント仕上げは加工が落ちる場合があるため、まず目立たない場所で試してください。

日常はハンディモップかドライヤーの冷風でホコリを落とすだけで十分です。

造花を供えると風水的によくないと聞きました

風水の解釈は流派によって異なり、統一された見解はありません。

人工の花を気が動かないものとして避ける考え方もあれば、枯れた植物を置くほうが良くないとして人工物を認める考え方もあります。

気になる場合は、生花と併用する、置き場所を変えるといった選び方があります。

まとめ

仏花に造花を使えるかは宗派・寺院・霊園で扱いが違うので、霊園の管理事務所、菩提寺、石材店のいずれかに、供えてよいかと置いたままにしてよいかを併せて尋ねてください。

そのうえで選ぶ基準は、PEかPVCかといった材質、葉脈の型押しとマット加工の有無、花立ての口径と仏壇の内寸から逆算した高さ、一対で揃うかどうかの4点です。

お墓に供えるならUV加工でも退色は避けられない前提で、重量と固定の方法まで決めておきます。

ぜひ本記事の判断基準を参考に、置く場所と確認先を先に固めてから造花の仏花を選んでください。

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