SHARE:

フェイクグリーンとは?本物そっくりな種類と置き場所別の選び方

フェイクグリーンとは?本物そっくりな種類と置き場所別の選び方

通販で「フェイクグリーン」と検索すると、同じモンステラでも素材がPE(ポリエチレン)のものとPVC(塩化ビニル)のものが並び、全高は20cmの卓上サイズから180cmの大型まで混ざります。

選び分けで見る点は3つで、素材の表示、葉脈と表面の処理、全高と鉢の扱いです。

この3つを押さえておくと、商品写真の印象だけで決めて後悔する場面が減ります。

ただ、その前につまずくのが呼び方です。

同じような商品が「造花」「人工観葉植物」「アーティフィシャルフラワー」と別の名前で並び、生花を加工したプリザーブドフラワーまで同じ検索結果に出てきます。

本記事では、呼び方の関係から素材・サイズ・置き場所・手入れまで、フェイクグリーンを選ぶための判断軸を解説します。

枯れないフェイクグリーン編集部

「枯れないフェイクグリーン」は、水やり不要で暮らしを彩る造花・フェイクグリーンの選び方を発信するメディアです。観葉植物タイプの大型グリーンから光触媒の消臭タイプ、飾り方やお手入れのコツまで、置き場所別・目的別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

フェイクグリーンとは?造花やアーティフィシャルフラワーとの関係

フェイクグリーンとは、葉もの中心の人工植物を指す通称です。

商品名では「人工観葉植物」と表記されることが多く、両者はほぼ同じ意味で使われます。

対して造花は花もの中心の呼び方ですが、葉ものを含めて造花と呼ぶ売り場もあり、両者に厳密な線引きはありません。

「フェイクグリーンと造花はまったくの別物」という説明を見かけますが、実際には人工の植物という同じ枠の中での慣用的な呼び分けです。

アーティフィシャルフラワーは造花の一種

アーティフィシャルフラワーは、造花のうち生花に近い再現度を狙った層を指す業界寄りの呼び名です。

別のカテゴリの商品ではなく、造花の中の上位帯を言い換えた語だと考えてください。

ギフトやブライダル向けの商品説明でよく使われます。

プリザーブドフラワーとドライフラワーは人工物ではない

プリザーブドフラワーは生花に特殊液を吸わせて加工したもので、ドライフラワーは生花を乾燥させたものです。

どちらも元は本物の植物なので、人工物である造花やフェイクグリーンとは別の商品です。

「枯れない」という点だけが共通しているため検索結果で混ざりますが、選ぶときの判断軸はまったく違います。

花ものを探している場合の見方は造花の選び方と本物みたいな種類の見極め方で解説しています。

観葉植物のかたちで本物と迷っている段階なら、造花の観葉植物と本物の選び分けの基準も判断材料になります。

フェイクグリーンの素材で変わるリアルさと耐久性

同じ樹種でも見え方が大きく変わる理由の多くは素材にあります。葉に使われる主な素材は3タイプで、大型では幹だけ本物の木を使う仕様も流通しています。

素材特徴弱点
PE(ポリエチレン)葉の型に樹脂を流して成型するため、葉脈や厚みが立体的に出る。手触りも本物に近いPVCより単価が上がりやすい
PVC(塩化ビニル)安価に量産でき、普及帯の多くがこの素材表面が光を強く反射し、テカりで人工物と分かりやすい
ポリエステル・布地花びらや薄い葉に使われ、柔らかさと透け感が出る毛羽立ちと退色が出やすく、ホコリを吸着しやすい
天然木の幹太さのむらや樹皮の質感が本物なので、大型ほど印象が変わる重量が増え、個体差がある

エントリー帯と上位帯の違いも、多くはこの素材の差です。

普及帯はPVC葉と樹脂の幹で構成され、上位帯になるとPE葉に切り替わり、大型では幹が天然木になります。

ただ、商品ページに素材表示が無いことも珍しくありません。

表示が見つからないときは、葉のアップ写真で光の反射の強さを見るか、販売店に素材を問い合わせてください。

本物そっくりに見えるフェイクグリーンの条件

素材が同じでも仕上げで差が出るので、写真で確認したい点を先に決めておくと選びやすくなります。見るのは次の6点です。

見る場所本物に近い側
葉脈型押しで立体的に入っている。印刷だけのものは近くで見ると平面的です
表面の処理マット加工でテカりを抑えている。光沢が強いほど人工物と分かります
1枚の葉の中に濃淡がある。単色のべた塗りは安く見える最大の要因です
枝の分岐枝が複数方向へ分かれている。1本の軸に葉を刺しただけの構造は不自然です
葉の枚数と密度隙間から芯材が見えない程度のボリュームがある
鉢と土の見せ方鉢の中が樹脂むき出しではなく、化粧砂や人工苔で隠してある

このうち写真で判断しにくいのが表面の処理です。

商品写真は撮影と加工の条件で光沢の出方が変わるため、購入者が室内で撮ったレビュー写真のほうが実際の見え方に近くなります。

鉢の中が樹脂のままでも、化粧砂や人工苔を後から足せば見た目は整うので、そこだけで候補を落とさなくてかまいません。

器の合わせ方でどこまで印象が変わるかは造花を生花に見せる置き方と器の合わせ方で解説しています。

フェイクグリーンのサイズ表記と鉢の考え方

全高は一般に鉢底から葉先までの高さを指します。

同じ150cm表記でも葉の張り出し方で占有面積が変わるため、高さだけでなく幅・奥行き・鉢の直径も併せて確認してください。

棚や下駄箱の上に置くなら、天板の奥行きより鉢径が小さいかどうかが先に決まります。

開封後に大きく見える理由

大型のフェイクグリーンは葉を内側へ畳んだ状態で梱包されることが多く、開封して1枚ずつ広げると表記より大きく見えます。

届いた直後に「思ったより小さい」と感じても、葉の角度を散らしてから判断したほうが確実です。

反対に、置き場所の幅がぎりぎりの場合は、広げた後の張り出しを見込んで一段小さいサイズを選ぶほうが収まります。

鉢付きか鉢別売りか

鉢付きの商品はそのまま置ける代わりに、鉢のデザインを選べません。

陶器鉢に入れ替えたい場合は、鉢カバーとして使える器を別に用意し、内側に鉢ごと落とし込む方法が手軽です。

鉢が付かない「枝もの」「葉単体」の商品は、器と固定材(人工苔や化粧砂)を自分でそろえる前提になります。

サイズ展開の幅を先に見比べたいなら、ニトリのフェイクグリーンのサイズ展開と注意点が比較の起点になります。

置き場所別に見るフェイクグリーンの向き不向き

置く部屋によって、優先する条件が入れ替わります。

玄関・リビング

玄関は視線が近く、通るたびに横目で見る位置なので、葉脈と表面の処理の差が出やすい場所です。

幅の余裕が少ないなら、床置きの大型より背の高いスリムなタイプか壁掛けを選ぶと動線を邪魔しません。

リビングは離れて見る距離が長いため、1枚の葉の精度よりも全体のボリュームと樹形の自然さで印象が決まります。

トイレ・洗面所

棚の上に置ける卓上サイズや多肉植物タイプが向きます。

狭い空間ではホコリよりも水はねと湿気が付くので、水洗いできる素材かどうかを取扱表示で確認してください。

布地の花ものは湿気で毛羽立ちが出やすくなります。

オフィス・店舗

不特定多数が利用する建物の内装装飾では、消防法にもとづき防炎品を求められる場合があります。

防炎性能が確認された防炎物品には防炎ラベルが付されるので、施設の内装に使う予定なら、ラベルの有無を商品仕様で確認するのが先です。

個別の物件で防炎品が必須かどうかは用途・規模・自治体で変わります。

判断が必要なときは公益財団法人日本防炎協会の情報と所轄の消防署に確認してください。

屋外でフェイクグリーンを使うときの条件

玄関前やベランダに置く場合、まず見るのはUV加工の有無です。

UV加工は紫外線による退色を遅らせる加工で、色褪せを止めるものではありません。

屋外用と書かれた商品でも、直射日光が長時間当たる場所では退色が進み、樹脂が硬くもろくなっていきます。

「屋外用なら色褪せない」という前提で選ぶと、想定より早く見た目が落ちます。

屋内用として売られているものを屋外に出すと、退色はさらに早く出ます。屋外に置くなら、東面や北面のように直射日光の当たる時間が短い場所を選び、軒下に寄せるだけでも劣化の進み方は変わります。

もう一つ注意する点があります。

それは風で、大型のフェイクグリーンは葉の面積が大きいぶん風を受け、鉢が軽いと簡単に倒れます。

鉢の中に化粧砂やレンガを足して重量を稼ぎ、幹や鉢を結束バンドやワイヤーで手すりや柱に固定してください。

抜けた葉が飛んで隣家に入ると近隣トラブルにもなるため、葉の付け根が緩んできたら早めに交換するか、屋内へ移してください。

光触媒加工は何をしている加工なのか

光触媒とは、酸化チタンなどを表面に加工し、光が当たると触媒反応が起きる仕組みです。

消臭や抗菌をうたう商品に使われ、玄関やトイレ向けの人工観葉植物で見かけます。

反応には光が必要なので、暗い場所では期待できません。

可視光応答型と紫外線応答型があり、室内照明で反応するかどうかは商品によって異なります。

効果の程度は商品と設置環境で変わるため、「においが消える」「除菌できる」と受け取って選ぶ買い方は避けたほうが無難です。加工の仕組みと、光が届く場所に置く必要があるという条件だけを判断材料にしてください。

手入れの面でも違いがあります。光触媒加工品は水洗いや洗剤で加工が落ちる場合があるので、汚れたときは乾いた布やハンディモップでホコキを払う程度にとどめ、取扱表示に洗える旨の記載があるかを確認してください。

フェイクグリーンの手入れと寿命の考え方

水やりが不要な代わりに、避けられないのがホコリです。葉の表面と付け根にたまり、放置すると色がくすんで人工物らしさが強くなります。

ホコリの落とし方

ハンディモップで葉の上面をなでるのが基本で、枚数が多くて手が入らない大型はエアダスターやドライヤーの冷風で吹き飛ばすほうが早く済みます。

頻度は月1回程度を目安に、玄関や窓際など出入りの多い場所ではもう少し間隔を詰めてください。

落ちにくい汚れは、薄めた中性洗剤を含ませた布で拭き取ります。

水洗いの可否は素材と加工で変わるので、まず葉の裏など目立たない場所で試してから全体に広げてください。

買い替えの目安

退色して色が白っぽくなってきた、布地が毛羽立ってきた、葉が触るだけで落ちる、この3つのどれかが出たら交換時期です。

屋外に置いたものは屋内より短くなります。

幹や鉢がしっかりしている場合は、枝ものや葉単体を買い足して差し替えるだけで見た目が戻ることもあります。

フェイクグリーンを買う場所の選び分け

同じ商品でも、実店舗と通販のどちらで買うかで確認できることが変わります。

実店舗が向く場合

葉のテカり、幹の作り、鉢の質感、持ち上げたときの重量は写真では分かりません。

全高120cm以上の大型は部屋に入れたときの存在感が大きく、実物を見て決める価値が高い部分です。

定番シリーズを店頭で見比べたいなら、IKEAのフェイクグリーンの定番シリーズと選び方もあわせて検討してください。

通販が向く場合

サイズと樹種の幅は通販のほうが広く、大型を自宅まで配送してもらえます。

専門店は樹種ごとの品ぞろえと素材表示が細かい傾向があるので、PE葉や天然木の幹を条件に探すなら選択肢が見つかりやすくなります。

見極め方の基準はフェイクグリーン専門店を通販で選ぶときの見極め方で解説しています。

100均が向く場合

均一価格帯の売り場は小さいサイズと部材(葉単体・枝単体)が中心で、単体で床に置くよりも、器に組み合わせて卓上や壁掛けに使うほうが向きます。

種類と使いどころはダイソーの造花で買える種類と使いどころ、店ごとの傾向の違いはセリアの造花とダイソーの選び分けの基準で解説しています。

なお取扱いは店舗や時期によって異なるため、特定の商品を目的に行く場合は在庫を電話で確認してください。

よくある質問

フェイクグリーンは風水的に置いてはいけないのですか

風水の解釈は流派によって異なり、統一された見解はありません。

人工の植物を「気が動かないもの」として避ける考え方がある一方、枯れた植物を置くほうが良くないとして人工物を許容する考え方もあります。

気になる場合は、本物の観葉植物を1鉢だけ置いて併用する、玄関や寝室は本物にして他の部屋をフェイクグリーンにする、といった分け方ができます。

仏壇やお墓にフェイクグリーンや造花を使えますか

宗派・寺院・霊園によって扱いが違い、生花のみと定めている霊園もあります。

全国一律で問題ないとは言えないので、霊園の管理事務所、菩提寺、墓所を管理する石材店のいずれかに確認してください。

神棚に供える榊(さかき)は神道のもので、仏壇には用いません。

仏教で用いる常緑樹は樒(しきみ)で、浄土真宗では樒を供える慣習があります。

ペットや小さな子どもがいる部屋でも置けますか

葉が抜けて落ちると口に入る可能性があるため、床置きの大型は葉の付け根の固さを確認し、緩んでいるものは手の届かない高さへ移してください。倒れると鉢が割れるので、陶器鉢の大型は壁際に寄せるか、家具の上ではなく床に置くほうが安全です。

100均のフェイクグリーンでも本物に見えますか

単体で置くと葉の枚数が少なく、色も単色に寄るため人工物と分かりやすくなります。

ただ、器を陶器に替えて表面を人工苔で覆い、複数の枝を組み合わせて密度を上げると、離れて見る位置なら十分に見せられます。

距離が近い卓上に置くほど素材と葉脈の差が出ます。

フェイクグリーンに寿命はありますか

使用環境で変わるため一律の年数はありませんが、退色・毛羽立ち・葉の脱落が交換の合図です。屋内で直射日光を避けていれば数年単位で見た目を保てる一方、屋外や西日の当たる窓際では退色が早く進みます。

まとめ

フェイクグリーンは葉もの中心の人工植物の通称で、造花との間に厳密な線引きはなく、アーティフィシャルフラワーは造花の上位帯を指す呼び名です。

生花を加工したプリザーブドフラワーとドライフラワーだけは別物として扱ってください。

選ぶときは、PEかPVCかの素材表示、葉脈の型押しとマット加工の有無、鉢底から葉先までの全高と鉢の扱い、この3点を順に確認すると候補が絞れます。

屋外に置くならUV加工でも退色は進む前提で場所と固定を決め、店舗やオフィスの内装に使うなら防炎ラベルの有無を先に確認します。

手入れは月1回のホコリ払いが基本で、光触媒加工品は水洗いの可否を取扱表示で確かめてください。

ぜひ本記事の判断軸を参考に、置き場所の寸法を測ってから自分の部屋に合うフェイクグリーンを選んでください。

この記事を書いた人

枯れないフェイクグリーン 編集部

関連記事

あなたへのおすすめ