フェイクグリーンのフェンス|賃貸でも使える設置の選び方

ベランダや庭のフェンスは、格子の隙間から道路や隣家が見えて落ち着かない
一方、アイビーやツルニチニチソウを本物で這わせると水やりと剪定が毎年続きます。
フェンスに使うフェイクグリーンは、葉を面状に編み込んだパネル型と、枝を長く垂らすつる型の2タイプが中心で、屋外に付けるならまずUV加工の有無を確かめてください。
UV加工は紫外線による退色を遅らせる加工で、色褪せを止めるものではありません。
そのうえでつまずくのが固定です。
賃貸のベランダは共用部にあたるため、フェンスにビスを打つことも、避難時の通路をふさぐ設置もできません。
結束バンドやワイヤーで格子に留める方法が基本になり、必要な枚数はフェンスの幅と高さを測ってから決まります。
本記事では、フェンスに合うフェイクグリーンの選び方と、賃貸でも跡を残さない設置方法を解説します。

枯れないフェイクグリーン編集部
「枯れないフェイクグリーン」は、水やり不要で暮らしを彩る造花・フェイクグリーンの選び方を発信するメディアです。観葉植物タイプの大型グリーンから光触媒の消臭タイプ、飾り方やお手入れのコツまで、置き場所別・目的別の最適解を編集部が検証してお伝えします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
フェンスにフェイクグリーンを付ける前に確かめる条件
同じ「フェンス」でも、置かれた環境で選ぶ商品が変わります。最初に確かめるのは、日射・風・規約の3つです。
日射の向きと当たる時間
南向きや西向きのフェンスは、真夏に半日以上直射日光を受けます。
直射が長い場所では退色と樹脂の脆化が早く進むので、屋内用の商品をそのまま出すと数か月で色が抜けて白っぽくなります。
反対に北側の目隠しフェンスや、軒下で日が回り込まない面なら、屋内用でも比較的持ちます。
風の抜け方
フェンスをパネルで覆うと風を受ける面ができ、格子だったときより風圧が増えます。マンションの高層階や角部屋のベランダは風速が上がりやすく、留め方が甘いとパネルごとあおられて落下します。
規約と避難経路
賃貸でも分譲でも、マンションのベランダは共用部として扱われます。
避難ハッチや隔て板の前をふさぐ設置は禁止されている場合が多いので、管理規約と管理会社への確認を先に済ませてください。
戸建てでも隣家との境界フェンスは共有物のことがあり、片面だけに付ける前にひと声かけておくと後の話が早く済みます。
フェンスの寸法とフェイクグリーンの必要量の測り方
フェンス用の商品は面積で足りるかを判断するため、高さだけを測っても足りません。測るのは幅・高さ・格子の目の4か所です。
| 測る箇所 | 見る理由 |
|---|---|
| 支柱の内側から内側までの幅 | パネルを何枚並べるかが決まる |
| 床(地面)から上端までの高さ | 座ったときの視線を隠すか、立ったときまで隠すかで変わる |
| 格子の桟の太さと目の間隔 | 結束バンドが通るか、フックが掛かるかを決める |
| フェンス手前の余裕 | 葉が室内側へ張り出す厚みぶんの通路が残るか |
たとえば幅180cm×高さ90cmの面を覆うなら、必要面積は約1.6平方メートルです。
パネルを連結するタイプは端どうしを少し重ねるため、算出した面積ちょうどでは足りず、1〜2割の余裕を見ておくと隙間が出ません。
鉢付きの株を並べて緑をつくる場合、商品表記の全高は鉢底から葉先までの高さなので、フェンスの上端まで届かせたいなら台の高さを足して考えてください。
梱包時は葉が畳まれていることが多く、開封後に1枚ずつ広げると表記より横に張り出します。
屋外のフェンスに向くフェイクグリーンの素材とUV加工
屋外のフェンスでは、素材で寿命が大きく変わります。
PE(ポリエチレン)は葉の型に樹脂を流して成型するため葉脈が立体的に出て、手触りも本物に近い層で使われます。
普及帯に多いPVC(塩化ビニル)は安く量産できる反面、表面が光を強く反射しやすく、日中のフェンスでは光ってテカりが目立ちます。
ポリエステルなどの布地は毛羽立ちと退色が出やすいうえホコリを吸着するので、雨がかかる屋外のフェンスには向きません。
UV加工の表記があるものは退色が遅くなりますが、いずれ褪せる前提で選んでください。
屋外に出したフェイクグリーンは消耗品で、褪せたら交換する使い方が現実的です。
庭のフェンスや花壇まわりに広く緑を足したい場合の考え方は、屋外で長持ちさせる庭のフェイクグリーンの置き方で解説しています。
屋内で間仕切りとしてフェンス状のパネルを立てるなら、耐候性より葉のマット加工と色の濃淡を優先したほうが仕上がりがよく、フェイクグリーンのパーテーションの選び方で設置方法まで解説しています。
フェイクグリーンをフェンスに固定する方法と賃貸での注意
格子やメッシュのフェンスなら、結束バンドで桟に直接留めるのがいちばん確実です。
屋外では紫外線でバンドが白化して折れるため、耐候性のある黒色を選び、四隅だけでなく上下の桟に沿って30〜40cm間隔で留めてください。
留め点が少ないと、風であおられた部分から順に外れていきます。
ステンレスのワイヤーや園芸用の被覆線でも同じことができ、いずれも穴あけは不要です。
粘着フックは屋外のフェンスには向きません。
夏場の高温と雨、それに温度差による結露が重なると粘着面が緩み、落下します。
屋内側の壁やアルミサッシの枠を使う場合も、耐荷重と貼り直し可否の表示を見てから貼ってください。
鉢付きの株をフェンス前に並べる方式なら、鉢底に砂やレンガを入れて重量を足すと倒れにくくなります。
フェンスの上端からつる型を垂らしたい場合の吊り方は、吊るして垂らすフェイクグリーンの固定方法で解説しています。
フェンスのフェイクグリーンを安っぽく見せない配置
安く見える最大の原因は、1枚の葉が単色でべた塗りになっていることです。
葉の中に濃淡が入り、葉脈が型押しで立体的に入っているものを選ぶと、離れて見たときの質感が変わります。
同じ緑を面いっぱいに均一に敷き詰めるのも人工物に見える原因で、緑の壁が「シート」として認識されてしまいます。
葉の形が違う2〜3種類を混ぜ、上端の輪郭をわざと不揃いにして、下側を密に、上側を疎にすると自然な陰影が出ます。
フェンス面は平らなので、手前に高さの違う鉢植えを2つ置くだけで奥行きが生まれ、パネルの継ぎ目も隠れます。
継ぎ足す枝や葉単体は均一価格帯の店でもそろい、100均のフェイクグリーンを安っぽく見せない工夫で組み合わせ方を解説しています。
花を足す場合は色数を2色までに抑えると散らかりません。
造花の種類ごとの見え方は本物みたいな造花の選び方と飾り方で解説しています。
店舗のフェンスに使うときは防炎表示を確認する
飲食店のテラス囲い、オフィスの共用部、宿泊施設の外構など、不特定多数が利用する建物の内装装飾では、消防法にもとづいて防炎性能のある物品を求められる場合があります。対象となる防炎物品には防炎ラベルが付されるため、商品ページや現物のラベルで有無を確かめてください。
個別の物件で防炎品が必須かどうかは、建物の用途・規模・自治体によって変わります。
判断がつかないときは所轄の消防署、または公益財団法人日本防炎協会(https://www.jfra.or.jp/)に問い合わせて、必要な表示を確認してから発注してください。
住宅のベランダや庭のフェンスで、家族だけが使う範囲であれば、この確認は通常必要ありません。
フェンスのフェイクグリーンで起きやすい失敗
もっとも多いのが退色のムラです。
フェンスは上側ほど日が当たるので、1年ほどで上下の色が食い違い、緑と黄土色が横縞に分かれてしまいます。
同じ商品を複数枚使っているなら、半年に一度、上段と下段のパネルを入れ替えると差が目立ちにくくなります。
屋外では砂ぼこりと花粉も葉の付け根にたまります。
乾いた汚れならハンディモップやドライヤーの冷風で落ち、泥はねはシャワーで流せますが、光触媒加工品やプリント仕上げは水や洗剤で加工が落ちる場合があるため、取扱表示を見て目立たない場所で試してください。
葉が脱落しはじめたら、破片がベランダの排水口に流れ込んで詰まらせるので、そこが交換の合図です。
設置位置の失敗も起きます。
フェンス手前に厚みが出ると通路が狭まり、洗濯物を干すときに葉が服に触れて毛羽立ちが移ります。
隣家側へ枝を張り出させると落ち葉のように破片が飛ぶので、境界フェンスでは自分の敷地側だけに納めてください。
よくある質問
屋外用と屋内用は何が違うのですか
大きな違いはUV加工の有無と素材です。
屋外用はPEなど耐候性のある樹脂にUV加工を施し、退色と脆化を遅らせています。
屋内用を屋外に出しても壊れはしませんが、直射日光が長く当たる面では色抜けが早く出ます。
どのくらいで交換すればよいですか
退色、毛羽立ち、葉の脱落のどれかが出たときが目安で、屋外は屋内より確実に短くなります。日射と風の強さで差が大きいため年数では言い切れませんが、直射が半日当たるフェンスなら、上下の入れ替えを半年ごとに行いながら様子を見てください。
光触媒のフェイクグリーンをフェンスに使えますか
使えます。
光触媒は酸化チタンなどを表面に加工したもので、光が当たる環境で触媒反応が起きる仕組みです。
屋外なら光は十分に当たりますが、効果の程度は商品と環境で変わるため、においや空気への働きを見込んで屋外用に選ぶ商品ではありません。
水洗いで加工が落ちる場合もあるので、掃除方法は取扱表示に従ってください。
マンションのベランダのフェンスに付けても問題ありませんか
管理規約の確認が要ります。
ベランダは共用部で、避難ハッチや隔て板の前をふさぐ設置を禁じている物件が多く、風で落下すれば階下や道路の事故につながります。
管理会社に設置範囲と固定方法を伝えて、可否を確かめてから進めてください。
まとめ
フェンスのフェイクグリーンは、日射時間・風の強さ・管理規約の3つを確かめたうえで、幅と高さを実測して必要面積に1〜2割の余裕を足すと失敗が減ります。
屋外はPEでUV加工のあるものを選び、耐候性のある結束バンドで上下の桟に30〜40cm間隔で留めれば、穴を開けずに賃貸でも設置できます。
色褪せは避けられないので、上下の入れ替えと交換を前提に組んでおくと長く見た目を保てます。
ぜひ本記事の測り方と固定方法を参考に、自宅のフェンスに合う一枚を選んでください。





