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造花のユリ|大きな花で飾るときのサイズの選び方の基準

造花のユリ|大きな花で飾るときのサイズの選び方の基準

花瓶に挿した本物のユリは、花が開いた翌日には雄しべの葯(やく)から花粉が落ち、テーブルクロスや服に黄色い粉が付きます。

造花のユリで流通しているのは1本60〜90cm、花径10〜25cmが中心で、カサブランカのような大輪種を模したものは花径が20cmを超えます。

花が大きいぶん、サイズを一段間違えると置いた場所で存在感が過剰になります。

最初につまずくのは、茎の長さと花器の高さの関係です。

全長80cmの1本を高さ30cmの花瓶に挿すと、口から50cm出て重心が上がり、少し肘が当たっただけで倒れます。

本記事では、造花のユリのサイズと材質の見分け方、飾る場所ごとの選び方を解説します。

枯れないフェイクグリーン編集部

「枯れないフェイクグリーン」は、水やり不要で暮らしを彩る造花・フェイクグリーンの選び方を発信するメディアです。観葉植物タイプの大型グリーンから光触媒の消臭タイプ、飾り方やお手入れのコツまで、置き場所別・目的別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

造花のユリが生花より選ばれる理由

ユリを本物で飾ると、花粉の管理がついてきます。

開いた花の雄しべの先には花粉が付き、服やクロスに触れると落ちるため、飾る前に葯を摘み取る扱いが広く行われています。

造花のユリならその作業がいらず、花粉で衣類が汚れることもありません。

生花の切り花は水を替える手間がかかり、鉢で育てるなら日照と水やり、虫の管理が続きます。

人工物に置き換えるとそうした世話がなくなり、季節を問わず同じ姿を保てます。

ユリは生花でも通年流通しますが、造花は開花や入荷の波に左右されないので、店舗の装飾で見た目を長く揃えたい場面にも向きます。

ただし、香りは再現されません。ユリの強い香りを目的に飾っていた場合、人工に替えると物足りなさが残るので、香りを重視するなら生花と併用する形が現実的でしょう。

本物に近く見える造花のユリの条件

雄しべと雌しべの作り

ユリは6枚の花被片の中心に、長い雌しべが1本と雄しべが6本立ちます。

造花で最初に差が出るのがこの中心部で、雄しべの先の葯が省かれていると花の奥が平らに見え、正面から見たときの立体感がなくなります。

葯まで作られた商品なら、商品写真でも中心に濃い色の粒が6つ確認できます。

花被片の反り返り

本物のユリは開くにつれて花被片の先が外側へ反り返ります。

平らに開いただけの造形は皿のように見えるため、写真を横から見て先端が反っているかを確かめてください。

蕾を含む商品なら、開いた花と蕾の大きさの差が付いているかも見どころです。

色と表面の加工

1枚の花びらの中に濃淡が入っているかで、質感の印象が大きく分かれます。

単色のべた塗りは安く見える最大の要因で、白いユリほど差が出やすいです。

表面が強く光を反射する仕上げも人工物と分かりやすいので、艶を抑えたマット加工のものを選ぶと落ち着いて見えます。

葉は葉脈が型押しで立体的に入っているかを見てください。

印刷だけの葉は、近くで見ると平面的です。

造花のユリのサイズと高さの選び方

造花のユリの寸法表記は、鉢のない一本ものなら茎の端から花先までの全長、鉢付きなら鉢底から先端までの全高です。

全長だけで決めると横方向で失敗します。

花径20cmの大輪が3輪付いた1本は、真上から見ると20〜25cm四方を占め、3本挿せば幅40cm以上に広がるので、置き場所は高さと同時に幅と奥行きも測ってください。

全長の目安合わせやすい花器の高さ向く置き場所
60cm前後20〜25cm玄関の靴箱の上、カウンター、仏壇の脇
70〜80cm30cm前後リビングの低い台、レジ横、テーブルの端
90cm40cm以上の床置き花器玄関の土間、店舗の入口、階段の踊り場

茎の中にワイヤーが入っている商品なら、ニッパーで切って長さを詰められます。

ワイヤーの有無は商品ページの記載で確認し、書かれていない場合は切らずに使える長さを選ぶほうが安全です。

また、多くの商品は梱包時に花びらと葉を畳んであるので、開封直後は表記より小さく見えます。

1枚ずつ広げると想定より張り出すため、置き場所の余裕は幅で5cmほど見ておくといいでしょう。

造花のユリの材質と呼び方の違い

ユリの造花は、花びらにポリエステルなどの布地、葉と茎に樹脂を使う組み合わせが一般的です。

布地は柔らかさと透け感を出せる反面、毛羽立ちと退色が出やすく、ホコリも吸着します。

葉の樹脂はPE(ポリエチレン)とPVC(塩化ビニル)に分かれ、PEは葉の型に樹脂を流して成型するため葉脈や厚みが立体的で手触りも本物に近い

一方、PVCより単価が上がります。

PVCは安価に量産できますが、表面が光を強く反射しやすく、テカりで人工物と分かりやすいです。

布製の造花はシルクフラワーと呼ばれることもありますが、現在の花びらの主流はポリエステルです。

アーティフィシャルフラワーは、造花のうち生花に近い再現度を狙った層を指す業界寄りの呼び方で、造花とは別のカテゴリではありません。

検索すると混ざって出てくるプリザーブドフラワーは、生花に特殊液を吸わせて加工したものなので、人工物ではなく造花とも別物です。

商品ページに素材表示が無いことも多いため、迷ったら素材表記のある商品を優先してください。

造花のユリを飾る場所と飾り方

花径の大きいユリは、床置きの花器に挿して斜め上から見せる飾り方が向きます。

玄関なら1本か2本で足り、正面から見て花が来客の目線より少し下に来る高さに収めると圧迫感が出ません。

玄関全体の花の選び方は玄関の造花の飾り方と花の選び方で解説しています。

複数本を使うときは全長を揃えず、切るか差し込む深さを変えて3〜5cmの段差を付けると、束のように見えずに済みます。

避けたいのは直射日光が長時間当たる窓辺です。

布地の花びらは退色が早く、白は黄ばみ、濃い色は褪せます。

屋外に置く場合はUV加工の有無を確認しますが、UV加工は退色を遅らせる加工で、色褪せを止めるものではありません。

風で倒れる問題もあるので、花器に砂や石で重量を足し、必要ならワイヤーで固定してください。

小ぶりな花と組み合わせたインテリアを考えるなら、すずらんの造花を可憐に見せる飾り方のような小花との対比も使えます。

葉ものと合わせる場合の選び分けは造花の観葉植物と本物の選び分けで解説しています。

店舗・オフィス・宿泊施設の装飾では、消防法にもとづく防炎品を求められる場合があります。

対象となる防炎物品には防炎ラベルが付されるので、必要かどうかは公益財団法人日本防炎協会と所轄の消防署に確認してください。

造花を置くこと自体を気にする声には流派ごとの解釈の違いがあり、その整理は造花と風水の考え方で解説しています。

造花のユリを長持ちさせる手入れ

ホコリは花びらの表面と、花被片の付け根の隙間にたまります。

ハンディモップで軽く払うか、エアダスターやドライヤーの冷風で飛ばすのが基本で、布地の花びらを強くこすると毛羽立つので押し付けないでください。

水洗いの可否は素材と加工で変わり、光触媒加工品やプリント仕上げは加工が落ちる場合があります。

洗う前に取扱表示を読み、目立たない葉の裏側で試してから進めるほうが安全です。

型崩れは、開封後に手で直せる範囲が広いです。

畳まれていた花被片を1枚ずつ外へ広げ、反り返りの角度を花ごとに少し散らすと、同じ顔が並ぶ不自然さが減ります。

葉も上下の向きを変えて、茎の芯材が隙間から見えないように整えてください。

退色や毛羽立ち、花びらの脱落が出てきたら買い替えの目安で、屋外に置いたものは屋内より寿命が短くなります。

消臭や抗菌をうたう商品には、酸化チタンなどの光触媒加工が施されています。

光が当たる環境で触媒反応が起きる仕組みなので、暗い廊下や玄関の下駄箱の陰では期待できません。

効果の程度は商品と環境で変わります。

仏花に造花のユリを使うときの確認先

ユリは仏花にも使われる花で、花粉が落ちない造花にすると、仏壇や墓石が黄色く汚れる手間がなくなります。

ただし造花の可否は宗派・寺院・霊園によって扱いが異なり、生花のみと定めている霊園もあります。

全国一律の決まりはないので、墓前に置く前に霊園の管理事務所、菩提寺、墓所を管理する石材店のいずれかに確認してください。

仏壇に供える場合は左右一対で揃えるのが基本で、本数や色の慣習は四十九日までと以降、法要と月命日で違い、地域差もあります。

花器の口径に対して花が大きすぎると倒れるため、造花のユリを使うなら茎を短く詰めて重心を下げる形が扱いやすいです。

お墓と仏壇それぞれの判断材料は仏花に造花を使うときの基準とマナーの考え方で解説しています。

よくある質問

造花のユリでも花粉は落ちますか

落ちません。

葯を模した部分は樹脂や布で作られているため、粉が飛ぶことはありません。

ただし表面にホコリが乗ると白っぽく見えるので、月に1回程度は払ってください。

シルクフラワーとアーティフィシャルフラワーは違う種類ですか

どちらも造花です。

シルクフラワーは布製の造花を指す慣用の呼び方で、アーティフィシャルフラワーは生花に近い再現度を狙った層を指す呼び方にあたります。

名称よりも、素材表示と花の中心部の作りを見て選ぶほうが確実です。

屋外の墓前に置いたら色は褪せませんか

褪せます。

UV加工があるものは退色が遅くなりますが、直射日光が長く当たる場所では樹脂が脆くなり、布地の花びらも色が抜けていきます。

屋外に置くなら1年程度で入れ替える前提で考えてください。

贈り物にするなら鉢付きのほうがよいですか

用途で分かれます。

ユリの一本ものは受け取った側が花器を用意する必要があるため、贈答では鉢や花器が付いた商品のほうが扱いやすいです。

開店祝いなどで格を求められる場面では、造花の胡蝶蘭(こちょうらん)の本数と鉢の見極め方で解説している選び方も併せて検討してください。

色数で華やかさを出したい場合はマリーゴールドの造花の色と量の選び方も参考になります。

まとめ

造花のユリは、花径10〜25cmという大きさが持ち味であり、置き場所を選ぶ理由にもなります。

全長60〜90cmの表記と花器の高さを引き算し、口から出る長さと横への張り出しを先に決めれば、倒れる失敗も圧迫感も避けられます。

リアルさは中心部の葯の有無、花被片の反り返り、1枚の中の濃淡、表面の艶の抑え方で判断できます。

素材はポリエステルの花びらとPEまたはPVCの葉という組み合わせが基本で、屋外ならUV加工、店舗なら防炎ラベルの確認が加わります。

ぜひ本記事のサイズの目安と見分け方を参考に、飾る場所に合う造花のユリを選んでください。

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